【ポイント】
1、ふとした気持ちでカンボジアに学校を建てようと思った大学生の物語
2、学生、特に、国際問題に取り組みたいと思う学生には本当におススメ。大学生としての生き方のヒントにもなる。全ての大学生に見てほしい
3、世界を変えることはできないというほぼ事実となっていることへどう向き合うのか。熱い気持ちにさせてくれる。大人の感想が知りたい。
4、出てくる「僕たちは世界を変えることができない」「歩み」「青空」の3曲は本当にいい曲です。
早稲田松竹 2月7日 12:45~
向井理のための映画じゃないかなぁ、と少し不安だったので、興味があったけど、通常の上映には行かなかった。名画座での上映ということで、行ってきました。
実話を基にしたらしい。
1浪で医大に入った主人公。
「探していた。ありきたりな毎日を変える何かを」
郵便局のポスターでカンボジアに小学校を建てることを目指す。30万が必要。
なんとなく集まる大学生、カンボジアを見たことがない。
行ったことがない、なら、行くしかない!
きれいな映像。HIV・エイズの現状、売春、母子感染。その中でも、
「生きる希望が湧きました」
ポルポトの独裁、トゥールースレーン刑務所、キリングtree、ガイドの過去。
学校ができても…物をあげる?
日本における「ケーキバイキング」という掲示とのギャップ。
浅いところ、上から目線、ネットでたたかれる。
「中途半端な覚悟なら、医者もボランティアも辞めてしまえ」
サークル分裂。
就職活動に有利、自己満足?なんでカンボジア、日本は?どうしたい?たった1ドルで変わるのか。
「俺たちがやりたかった事って何?」
テレクラ、葛藤。
笑っていたから笑ってくれた、笑っていないといけない。
同じ世界。世界はびくともしない。
誰かのために何かをするよろこび。さらけ出す。
夢と現実。
薄れていくのかも、忘れていくのかも。
「あの日、あの瞬間、子ども達が笑って、僕たちが笑ったことは事実だ」
3曲、この映画には出てきます。どれもサイコーの曲なんです。
銀杏BOYZ 「僕たちは世界を変えることができない」
RAM WIRE 「歩み」
THE BLUE HEARTS「青空」
何にも頑張ってやることのない大学生が、何かやりたいという軽い気持ちで始めたカンボジアに学校を建てるという試み、それを巡る話。
カンボジアの勉強にもなるし、大学生として、国際問題を取り組むことについても主題となっている。全然ゆるくない、デリヘルまで持ち出すえげつなさがリアリティを出している。こんな大学生いるわぁ、と何度も思った。
金髪でもいろいろ考えていたり、何かしたいと思っているのに、なんにもできなかったり、世界には本当にたくさんの問題があるのに、なんで1つの問題にだけ注目するのか。日本でも困っている人はたくさんいる、ただの自己満じゃないか、学校を建てたからって何が変わるのか、国際問題に取り組む大学生がぶち当たる疑問、そして、何をすればいいのか分からない大学生活、その中のドラマは大学4年には深く深く突き刺さる。
いろんな種類の大学生が出てくる。クラブで遊んでいるだけ、ただただまじめ、何もしない、バイトだけ、サークルだけ、どれが正しいかとは言えない。
別に大学生がみんなカンボジアに学校を建てればいいわけじゃない。大学生活とそれにつながる将来をどう生きるのか、考えるべき問題を考えるきっかけを渡す。大学生、特に国際協力をしたい大学生には本当におススメ。大人に受け入れられるのかなぁ、とも思ったほど、若者の映画でした。☆5つ。
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